Camera for trip
ミラーレス一眼(マイクロフォーサーズ)カメラのススメ
美しいものが沢山あるイタリアの思い出を写真に収めるために、可能ならぜひ一眼カメラを持っていきましょう!筆者は初めてヴェネツィアに行くときに、中古のパナソニックのミラーレス一眼DMC-G1標準レンズセットを2万円で購入して持っていきました。今はオリンパスのミラーレス一眼E−M5とレンズをヤフオクで購入して旅のお供に持っていっています。

■カメラ
OLYMPUS OM-D E-M5
■レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0
M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8
M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8
ミラーレス一眼(マイクロフォーサーズ)のメリット・デメリット
■スマホカメラに比べて
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高画質の写真が撮れる!
カメラの画質はレンズで決まると言っても過言ではありません。一眼レフの交換レンズの性能はスマホカメラのレンズとは段違いなので、より高精細で迫力のある写真が撮れます。 -
ボケを活かした写真が撮れる!
一眼レフのレンズにはF値が明るいレンズがあります。これらのレンズを使うと被写体のみクリアに写して背後をぼかしたフォトジェニックな写真が撮れます。 -
手ブレに強い!
一眼レフカメラの中には、手ブレ補正機能が付いている機種があります。手ぶれ補正があると、室内や夜景を撮るときにブレない写真が撮れます。 -
ズームレンズが使える!
画角が固定されているスマホカメラと異なり、一眼レフのズームレンズは対象に応じて画角を調整できます。イタリアの狭い町並みの中で思い通りの構図の写真を撮るには、画角が調整できる方が断然便利です。 -
しかしやっぱり重い!
徒歩での観光を楽しむのにやっぱり大事なのは荷物の軽さです。手ぶらで観光することを考えたらわかりますよね。特にイタリアは石畳なので、荷物が多いと足に堪えます。この点ではスマホカメラは絶対的に有利です。
■フルサイズ一眼レフカメラに比べて
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重量が軽い!
旅において「軽さは正義」です。一眼レフカメラに比べてマイクロフォーサーズのミラーレス一眼はより小さくて軽いカメラです。 -
画質は?
センサーのサイズがフルサイズの一眼レフに比べて小さいため、画質的に不利と言われてきましたが、高性能なレンズも出てきて、技術の進歩でその差はなくなりつつあります。アマチュアにとっては重量の差をより重視すべきでしょう。
オリンパスのミラーレス一眼(マイクロフォーサーズ)
筆者が愛用するオリンパスのミラーレス一眼の特長は、手ブレ補正が強力なことと、高性能なレンズが多いことです。マイクロフォーサーズのカメラはパナソニックも出していますが、筆者の個人的な感覚では動画に強いパナソニック、静止画に強いオリンパスのイメージです。
下記のアイテムは、筆者がイタリア旅行の際に持っていくカメラとレンズです。
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OM-D E-M5 markII:筆者の所持していた初代から、バージョンアップした二代目にチェンジ。5軸手振れ補正搭載の高性能機。
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M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO:F2.8通しの標準ズームレンズ。少し重いのが玉に瑕。広角に強く、通常はこれ一本で十分。唯一このレンズ以上の望遠が欲しいと思ったのは、フィレンツェのミケランジェロ広場くらい(下記の75㎜レンズでも足りない)。
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M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8:高精細な写りとボケ具合がすばらしい神レンズ。
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M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO:F4通しで望遠側が100mmまである評判の高いレンズ。2018年冬の旅行より12-40 F2.8と75mm F1.8の代わりに投入。夜の撮影時に、人物など動くものがぶれて撮影される点がマイナス。
ビギナー向け撮影テクニック&Tips
ちょっとしたテクニックで、写真の写りはずいぶん向上します。初心者向けお勧めのテクニックをご案内します。
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フラッシュは使わない!
フラッシュを使うと光が強すぎて、自然な雰囲気で写りません。フラッシュは設定で必ずOFFにしておきましょう。 -
ミニ三脚を持っていこう!
夜景を取る際、手持ちで撮影すると画像がぶれてしまいます。旅先での撮影時、手振れを防ぐためにミニ三脚は必須アイテムです。 -
撮影時に構図確認用の罫線を表示しよう!
E-M5では、液晶モニターや液晶ビューファインダーに構図確認用の罫線を表示させることができます。
三分割や黄金分割を表示させ、罫線の交点に被写体を置くと、より美しい写真に仕上がりやすくなります。 -
水準器を使って水平線を確認しよう!
E-M5では電子水準器が内蔵されており、画面が水平かどうかを確認できます。原則としてこの機能は必ず利用しましょう。 -
カメラの構え方を身に着けよう!
ブレない写真を撮るためには姿勢が大事です。「カメラの構え方」を参考に撮影時の姿勢に気を付けましょう。 -
ボケた写真を撮るにはF値が2.8より小さく、焦点距離が25mm以上のレンズを使おう。
F値が小さいほどボケは大きくなり、大きいほどボケは小さくなります。また広角レンズよりも望遠レンズの方がボケは大きくなります。 -
練習では絞り優先(Av)モード、旅先ではプログラムオート(P)モードを利用しよう!
絞り優先モードで写真を撮ると、背景ボケをコントロールしたり、シャッタースピードの変化を感じることができ表現の幅が広がります。
ただ旅先では中々じっくりと一枚を撮る余裕がないことが多いため、プログラムオートモードを使い状況に応じ露出を変えてみましょう。 -
レンズ保護用のプロテクターは必ず付けよう!
写真を撮る度にレンズキャップを外すのは大変です。かといって高価なレンズをむき出しにしていて傷がついたら大変です。
レンズプロテクターは安価な値段でレンズを守ってくれる必需品ですので、レンズの口径に合わせて購入しましょう。 -
レンズの埃を飛ばすブロアーを持っていこう!
カメラのレンズにはよく埃が付きます。ブロアーを使うと空気で埃を吹き飛ばすことができます。 -
レンズ交換は最小限に!
旅先ではレンズを交換するチャンスはあまりありません。荷物を軽くするためにも1つか2つ程度にしておきましょう -
動画撮影にもチャレンジしよう!
デジタルカメラで動画も撮影することができます。現地で撮った動画は素敵な旅の思い出になるため、予め動画保存に必要なメディアの容量を調べてぜひチャレンジしましょう。
撮影テクニック向上お勧めリンク
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DPHOTO Japan
カメラ、レンズの使い方を豊富な写真と共に詳しく教えてくれるお勧めサイトです。特に単焦点レンズの使い方について詳しい解説があり、画角による写りの違いを理解するのに大変役立ちます。 -
ボケの要素
ボケが表現できるようになると一眼カメラで写真が撮るのがより楽しくなります。上記のソニーのサイトではボケの要素を分かりやすく説明しています。