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Leonardo da Vinci

1452年-1519年(67歳)

盛期ルネッサンスの三巨人の一人。様々な分野で業績を残し「万能人」と呼ばれる。絵画においても、ポーズや表情によって人物の心情を表す描写や、ビラミッド構図、スマフートと呼ばれるぼかし画法など他の画家の追随を許さない名画を残しています。

Firenze

キリストの洗礼(1472-73年)

​所蔵:ウフィツィ美術館

​ヴェロッキオが描いた作品で、左の天使と背景、そして全体の色調の整えをレオナルドが担当したといわれています。ヴァザーリの「美術家列伝」では、彼の描いた天使の出来栄えに衝撃を受けたヴェロッキオは、その後絵画を描くことはなかったと記述されています。

受胎告知(1475-80年)

​所蔵:ウフィツィ美術館

​以前はギルダンライオが描いたともされていた作品。右斜め下から見るように描かれたと言われ、正面からだと聖母の手がやや長いように見えますが、その方向から見ると、3Dのように立体的に見えます。

東方三博士の礼拝(1481年)

​所蔵:ウフィツィ美術館

製作中にレオナルドがフィレンツェを離れミラノに移ってしまったため未完成の作品。登場人物同士を緊密に結びつける手法を重んじるレオナルドにとって、これだけの登場人物をまとめ上げる群像表現が思い通りにいかなかったことが未完成の原因の一つ考えられています。

Rome

荒野の聖ヒエロニムス(1480年頃)

​所蔵:ヴァチカン美術館

レオナルドが28歳頃の未完の作品で、聖ヒエロニムスの表情や肉体の描き方に彼の人体研究の成果が見て取れます。

​Milano

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最後の晩餐(1495-98年)

​所蔵:サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

​レオナルドの最高傑作と謳われる作品。テーブルの向こう側に全員を配置し、厳密な遠近法で描かれた空間の中で、使徒一人一人の感情を表情や身振りで描くことで、それまでに描かれた最後の晩餐とは次元の異なるリアルさを創出しています。​

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