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Sightseeing Spot

​■大運河(Canal Grande)★★★★★

初めてのヴェネツィアは、まず大運河の船旅から始めましょう。ローマ広場またはサンタ・ルチア駅前の船着き場から水上バスに乗って、サンマルコで降りるのが定番です。途中、カ・ドーロを通り、最初のカーブを右に曲がるとリアルト橋が見えてきます。その後進んで2番目のカーブを左に曲がり、アッカデミア美術館を過ぎると、ひときわ目を引く美麗なサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会が現れます。

大運河は夜明け、昼間、夜中にそれぞれ違った味わいがあるので、時間を見つけて何度でも往復することをお勧めします。

​サン・マルコ広場(Piazza San Marco)★★★★★

​ナポレオンがこの広場を「ヨーロッパで最も美しい大広間」と呼んだのは有名な話です。ヴェネツィアのシンボルともいえる場所で、この広場に来るとヴェネツィアに来たことを実感できます。アドリア海に面した小広場と建物に囲まれた大広間からなり、建物には生演奏を提供する優雅なカフェや土産物店が入っています。リアルト橋と並び観光の起点となるでしょう。喧騒に満ちた昼間とは対照的な静けさに佇む夜中や明け方のサンマルコ広場もまた趣がありますので、サンマルコ広場近くにホテルを取った方は訪れてみることをお勧めします。

​サン・マルコ大聖堂(Basilica de San Marco)★★★

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​【営業時間】9:30-17:00 日祝/14:00-16:30 【料金】サン・マルコ寺院は無料、パラ・ドーロ(2€)、宝物館(3€)、博物館(5€)

​ビザンチン様式の大聖堂で、もとはドージェ(総督)の礼拝堂。ファザードの5つの扉の上には半円形のモザイク壁画が飾られ、内部の5つのドームは無数の金箔で埋め尽くされたモザイク壁画が描かれている。主祭壇の背後にある黄金の衝立(Pala d'Oro)や2階内部に設置されている聖マルコの馬(Horses of San Marco)などの至宝は別途拝観料がかかります。入場無料ですが並ぶことがあるのでハイシーズンは事前予約(3€)をお勧めします。

ドゥカーレ宮殿(Palazzo Ducale)★★★

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​【営業時間】8:30-17:30 【料金】20€(コッレール美術館と共通券)

ヴェネツィアの行政府だった建物。9世紀に創建され、最後の増改築は1615年に完成しました。内部にはティントレットが描いた世界最大級の油絵「天国」などヴェネツィア派のルネッサンス絵画が飾られています。見学途中、溜息の橋を渡った後は、一転して陰鬱な牢獄が続きます。料金がやや高いのがネックですが、一度は訪れてみることをお勧めします。

鐘楼(Campanille)★★★

​【営業時間】9:45-19:00 【料金】8€

16世紀初頭に建設された高さ99メートルの建物でヴェネツィアのシンボルの一つ。1902年に一度崩壊したため、現在の建物は1912年に再建されたもの。エレベーターで上ることができ、展望台からは美しいベネチアの風景を一望できます。

サン・サルヴァドール教会(Chiesa di San Salvador)★★★★

​【開館時間】9:00-12:00、16:00-18:30 日曜/休館 【料金】無料(絵画のライトアップに1€)

リアルト橋から数分、サンマルコ広場に行く途中にある教会。街中で見逃しがちな場所にありますが、内部に飾られているティッツィアーノの晩年の傑作「受胎告知」は必見です。

リアルト橋(Ponte di Rialto)★★★★★

​大運河にかかる4つの橋の1つでヴェネツィア観光のランドマーク。周辺は多くのレストランや土産物店がならび、サンマルコ広場と共にヴェネツィアで一番活気のある場所です。橋の上にも貴金属や革製品の土産物屋が並び、中にはRivoaltusのような優れた店もあるので侮れません。またリアルト橋から見る大運河の風景は素晴らしく絶好の撮影ポイントです。夕暮れ時には多くの観光客が撮影のために訪れます。

サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂
(Basilica Santa Maria Gloriosa dei Frari)★★★★★

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​【営業時間】9:00-18:00、日曜/13:00-18:00 【料金】​3€

筆者の好きな場所の一つでヴェネツィア来訪時には必ず訪れます。ティッツィアーノの名を一躍高めた代表作かつルネサンス絵画の傑作「聖母被昇天」は必見です。そのほかにも堂内ではティッツィアーノの「ペーザロの聖母」、ジョヴァンニ・ベリーニの「聖母と聖人たち」など美術館顔負けの貴重な名画を鑑賞することができます。

サン・ロッコ大同信会(Scuola Grande di San Rocco)★★★★★

​【営業時間】9:30-17:30 【料金】​10€

デイ・フラーリ聖堂のすぐ近くにあり、ルネサンス期のヴェネツィア派を代表する画家の一人である​ティントレットの殿堂ともいえる場所です。「キリストの磔刑」「ピラトの前のキリスト」「モーゼ、岩を打ち水を出す」「最後の晩餐」「マナの収集」を始めとする50点を超えるティントレットの傑作によって天井と壁が埋め尽くされたスクオーラは必見です。

アカデミア美術館(Gallerie dell'Accademia)★★★★

​【営業時間】火曜-日曜/8:15-19:15 月曜/8:15-14:00 【料金】​15€

​ヴェロネーゼの大作「レヴィ家の饗宴」、ティッツィアーノの絶筆「ピエタ」、ジョルジーネの有名な「テンペスト(嵐)」、ジョヴァンニ・ベリーニの透明感のある筆遣いが素晴らしい「サン・ジョッベ祭壇画」、当時のヴェネツィアを知ることができるジュンティーレ・ベリーニ「サン・マルコ広場の行列」、カルパッチョの連作「聖ウルスラの伝説」、ティントレットの出世作「奴隷を救う聖マルコ」などヴェネツィア派の名画の数々が堪能できます。

※注意:2017年6月から改装工事が行われていて、2020年初頭まで一部作品を見ることができません。

​カルミニ大同信会(Scuola Grande dei Carmini)★★

​【営業時間】11:00-16:00 【料金】5€

​18世紀イタリア絵画を代表するティエポロの傑作「聖シモン・ストックに現れる聖母子」が1階の天井画で見られます。

サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会(Basilica di Santa Maria della Salute)★★★★

​【営業時間】9:30-12:00 15:00-17:30 【料金】​無料(博物館は4€)

17世紀にバロック建築の巨匠、バルダッサーレ・ロンゲーナによって設計されたヴェネツィアで最も美麗な建築物といっても過言ではない教会。水上バスでサンマルコ広場に向かう際にその姿をたっぷりと堪能できます。内部にはティッツィアーノの「聖霊降臨」が飾られています。

ザッテレ(Zattere)を散歩しよう★★★★

ザッテレとは筏(いかだ)のこと。遊歩道の西端はヴァポレット2番線のサン・バジリオ(S.BASILIO)。ここから税関の岬まで、運河と対岸のジュデッカ島とパッラーディオが設計したレデントーレ教会などの素晴らしい景色を眺めながらの散策は最高に気持ちがいい散歩道です。

サンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ教会(Santi Giovanni e Paolo)★★★

​【営業時間】9:00-18:00 日曜/12:00-18:00 【料金】​3.5€

1430年に完成したゴシック建築物で、ヴェネツィアでデイ・フラーリ教会に次ぐ教会。ジョヴァンニ・ベリーニの「聖ヴィンチェンツォ・フェッレリ」と素晴らしいステントグラスを見ることができます。

サン・ザッカリーア教会(Chiesa di San Zaccaria Venezia)★★★

​【営業時間】10:00-12:00 16:00-18:00 日祝/16:00-18:00【料金】​無料

​サンマルコ広場からスキアヴォーニ河岸を下る途中を少し左に入った所にある教会で、ジョヴァンニ・ベリーニの素晴らしい傑作「聖母子と聖者たち」が見れます。

スキアヴォーニ河岸通り(Riva degli Schiavoni)を散歩しよう★★★★★

​ドゥカーレ宮殿からアルセナーレ(国営造船所)までは大変美しくヴェネツィアで一番の散歩道です。潮の香りを嗅ぎながら早朝や夕暮れ時の散歩は大変気持ちよく、ぜひお勧めします。。

カ・ドーロ(Ca' d'Oro)★★

​【営業時間】8:15-19:15、月曜/8:15-14:00 【料金】​11€

大運河沿いにある建物でカ・ドーロとは「黄金の館」の意味。かつては金箔がふんだんに使われていたといわれる美麗な建物です。マンテーニャの「聖セバスティアヌス」、ティッツィアーノ「鏡に向かうビーナス」他、ヴァン・ダイクやボッティチェリの絵画が見られます。

マドンナ・デッロルト教会(Madonna dell'Orto)★★★

​【営業時間】10:00-17:00、日祝/12:00-18:00 【料金】​無料

中心部からすこし離れた場所にある教会で、ティントレットの名画​「聖母マリアの奉献」などが見られます。

ストラーダ・ノーヴァ(Strada Nova)を散歩しよう★★★

リアルト橋のサンマルコ地区側を北に道なりに進むとストラータ・ノーヴァという名の大通りにでます。この道は延々とサンタ・ルチア駅まで続いており、気持ちのよい散歩が楽しめます。

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